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ドッグフード初心者のために

ヘルニアの犬に適したドッグフード

椎間板ヘルニアは人間と同じように、犬も声が出るほど痛い病気です。
病院で治療し回復することができる病気なのですが、体への負担を考慮しなければ、再発する可能性が高い特徴があります。
今回は、ドッグフードによる「椎間板ヘルニアの予防」についてご紹介します。

ドッグフードによる予防とは?

椎間板ヘルニアを予防する、または再発させないため、ドッグフードで何ができるのでしょうか。
ドッグフードに「治療食」のような物はありません。
治療効果をうたうサプリメントはありますが、それは主食となるものではありません。
ドッグフードにできることは、「椎間板ヘルニアになり難い体」を作るサポートです。
再発防止の考え方も同様ですね。

椎間板ヘルニアになり難い体を作るため、どのようなポイントに注目すれば良いのでしょうか?
筋力の増量と、筋肉の質の向上が見込めるドッグフードがポイントです。
さらに、肥満体質であれば、ダイエット効果のあるドッグフードも考慮する必要があるでしょう。

低カロリーなドッグフードを選びましょう

肥満になると体重増加による負荷が背骨にかかるため、椎間板ヘルニアになる可能性が高くなるからです。
これは、再発する可能性があるともいえます。
痩せている時と、太っている時の腰への負担の差は考えるだけでも明らかです。
体への負担を減らすため、カロリーを控えめにするよう心がけましょう。
当然ですが、太っているほど負担が増えるだけではなく、他の病気にかかる可能性も高くなりますので、健康を維持するためにも、飼い主が適正体重にコントロールしてあげましょう。

タンパク質の含有量と質をチェックしましょう

良質な筋肉をつけるには、動物性タンパク質を摂取する事と、適度な運動です。
穀物の含有量が多いドッグフードよりも、高価にはなりますがタンパク質となる材料の多いドッグフードの選択がベストです。
鶏肉やラム肉が、良質な動物性タンパク質として知られています。
但し、与え方には注意が必要です。
年齢や体重に応じて量を調整しなければ、筋肉にならずに脂肪になってしまいます。
与えすぎや不足にならないよう、与える量を調整しましょう。

他にできることは?

ドッグフードによる愛犬のメンテナンスの他に、飼い主にできることはまだまだあります。
とにかく腰に負担がかからないように考慮してあげましょう。
フローリングなどのツルツルと滑る環境では、足の踏ん張りが効かないため、走ったり歩いたりする度に腰に負担がかかってしまいます。
爪や肉球で踏ん張りやすいマットなどを敷くと効果的です。
また、抱っこの仕方も注意が必要です。
愛犬の腰に体重がかかるような姿勢の抱っこは危険です。
抱きかかえるよりも、「乗せてあげる」意識で抱いてあげるようにしましょう。
散歩コースも段差を避けるコースを選び、飼育環境でも段差を無くすような工夫が必要です。

椎間板ヘルニアを発症する犬は思いのほか多いため、その予防や対策として様々な情報が公開されています。
インターネットにも情報が掲載されておりますが、一番信用できるのは、かかりつけの獣医さんです。
基礎知識はインターネットや書籍で収集するとしても、やはり信用できる獣医さんと相談しながら愛犬の体のケアを心がけましょう。