MENU

ドッグフード初心者のために

柴犬のアレルギーについて

スタイルがよく、番犬として人気の高い柴犬。
一見すると病気になりにくい屈強なイメージを持つ犬種ですが、実際は他の犬と同様に病気になりやすい犬種です。
特に皮膚に現れるアレルギーに悩んでいる飼い主が多い事をご存知でしょうか? 今回は、ドッグフードによる柴犬のアレルギー反応対策について、皆さんにご紹介します。

柴犬のアレルゲンは何なのでしょうか?

柴犬は特に皮膚アレルギーに注意しましょう。
柴犬を始めとする日本犬のアレルギーの原因は穀物です。
そのためドッグフードの原料はトウモロコシや麦、米などに注意しなければなりません。
特にトウモロコシは、そもそも日本の野生生活では犬の口に入ることはめったにない食材です。
日本以外の国では、トウモロコシの生産で生計を立てている農家が多いのですが、日本ではトウモロコシよりも米を好んで育てる風習があります。

トウモロコシを犬が食べても害はありませんが、食べ慣れない食材はアレルギー反応を引き起こす「アレルゲン」になる可能性が高いのです。
特にその反応が出やすい柴犬にとっては控えるべき食材です。
その他にも、麦に反応してしまう柴犬も多くいます。
トウモロコシと同様に、犬にとって麦も食べ慣れている食材ではありません。
アレルゲンになる可能性が高い食材ですので、麦も控えるべきです。
さらに、穀類だけではなく、「牛肉」「豚肉」で反応する場合もあります。
自然界の中で、自分よりも大きな牛や豚を捕食するチャンスが、めったに無いであろうことは想像に容易いです。
犬が野生化した場合、狩りの対象は「トカゲ」「虫」「ウサギ」「ネズミ」などの小動物で、それらを捕食して生き延びます。
牛肉、豚肉でアレルギー反応が出てしまった場合は、鳥や鹿などをメインにしたドッグフードを選ぶなど工夫して与えてみましょう。

免疫力を高めるフードを選択してあげましょう

普段の食事から、免疫力を高める食材を摂取することで、皮膚炎を防ぐことが出来ます。
具体的には、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC等を与えるようにしましょう。
ビタミンAとビタミンCは、体の粘膜を強く保ち、抗酸化作用によって悪い菌の繁殖を抑止する効果があります。
ビタミンB群は、体の調子を整えるために必要な栄養素で、主には糖分からエネルギーを生み出すために利用されます。
健康な体を維持するために、ビタミンは必要不可欠な栄養素です。

柴犬がアレルギーに弱い犬種であることを理解して頂けたかと思います。
のびのびと暮らしていた野生時代に狩っていた食材を与えてあげるのがベストではありますが、現実はそんなに簡単ではありません。
愛犬に必要な栄養素について常に学習し、体調を考慮して今一番何が必要なのかを第一に考えながら、ドッグフードを選んであげましょう。